2022年5月12日に発売された日産の新型クロスオーバーEV【アリア】。最大の特徴はクロスオーバーSUVのEVである点です。
クロスオーバーSUVとは、街乗りでの快適性を重視した都市型SUVを指します。
少し定義が曖昧ですが、高速道路から悪路走行まで快適でスポーティーな走りが楽しめて、居住性も高いという事がクロスオーバーSUVの魅力です。
EVであるからこそ、忘れてはいけないのが「充電」です。
EVにおける充電は、ガソリン車における給油にあたりますね。ところがガソリンから電気に「動力源が変わるだけ」と考えてしまうと、実は不十分です。
最大の違いは、EVの充電には時間を要する点です。
だからこそ今、自宅にEV充電器を設置することに注目が集まっているんですね。
この記事ではアリアの紹介となぜEV充電器が必要なのかについて詳しく解説していきます。
【目次】
1. 日産アリアについて
l 日産アリアの概要
l アリアの充電口
2. アリアと自宅用EV充電器
日産アリアの概要
アリアという名前は、古代ヨーロッパ語圏における「威厳」「高貴」を意味しており、静寂の中に力強さを秘めた存在、というコンセプト通りのネーミングが冠せられ、日産が考えるEVの未来の理想像を表現しているという意味を持ちます。
車内は車名の由来通り、近未来を創造させるような空間になっており、スイッチ関連は「ハプティックスイッチ」が日産で初めてアリアに採用されました。
ハプティックスイッチとは従来のようなボタンではなく、スイッチ類がパネル内に埋め込んである事により、従来のスイッチタイプより使いやすさとデザイン性が向上した車内空間になっています。
アリアの価格と補助金
2024年3月28日に国のEV補助金が開始しています。
モデル別の金額は次の表のとおりです。
日産アリアモデル | 定価(税込) | 2024年度CEV補助金額 | 補助金適用後価格(税込) |
B6 | 6,590,100円 | 850,000円 | 5,740,100円 |
B9 | 7,382,100円 | 850,000円 | 6,532,100円 |
B6 e-4ORCE | 7,195,100円 | 850,000円 | 6,345,100円 |
B9 e-4ORCE | 7,987,100円 | 850,000円 | 7,137,100円 |
B9 e-4ORCEプレミア | 8,603,100円 | 850,000円 | 7,753,100円 |
参考
日産アリアはどのモデルでも、85万円の補助金が取得可能です。
国のCEV補助金は上限が85万円のため、日産アリアは上限いっぱい補助金が取得可能な車種です!
他にも、日産リーフなど85万円の補助金が取得可能なEVはありますが、BYDのATTO3では補助額が35万円となっているように、車種やモデルによって補助金額は異なります。
また、国のCEV補助金は、各自治体が設ける補助金と併用できる場合があり、表の金額より更にオトクにEVを購入できる可能性があります。
2024年度の補助金についてはコチラの記事で詳しく解説しています。
アリアの電費と航続距離
アリアのモデル別バッテリーサイズ、航続距離、電費を表にまとめました。
日産アリアモデル | バッテリーサイズ | 航続距離 | 電費 |
B6 | 66 kWh | 470 | 7.1 km/kWh |
B9 | 91 kWh | 640 | 7.0 km/kWh |
B6 e-4ORCE | 66 kWh | 460 | 7.0 km/kWh |
B9 e-4ORCE | 91 kWh | 610 | 6.7 km/kWh |
B9 e-4ORCEプレミア | 91 kWh | 560 | 6.2 km/kWh |
「燃費」は聞いたことがあっても、「電費」は初めての方もいるかもしれません。
燃費ではガソリン1Lあたりに何km走行できるかを示すのと同様に、電費は電力1kWhあたりに何km走行できるかを示す指標です。
「EVはガソリン車より普段の費用が安い」と聞いたことはないでしょうか?
実は理由のひとつに「電費」があるのです。
実際に燃費・電費をもとに、ガソリン車と比べてEVではどのくらい費用が安くなるかを、1,000km走行すると仮定してシミュレーションしてみました。
シミュレーション結果はコチラから是非ご覧ください。
アリアの充電口
日産リーフのフロントに普通充電と急速充電が並んでいるタイプと違い、アリアの充電口はフロントサイドの左右に普通充電と急速充電に分かれています。
アリアに自宅用EV充電器は必要?
モデル別に普通充電、急速充電での充電時間をまとめてみました。
日産アリアモデル | バッテリーサイズ | 普通充電 充電時間*1 | 急速充電 充電時間*2 |
B6 | 66 kWh | 3kW:25.5時間 6kW:12時間 | 50kW:65分 90kW:45分 |
B9 | 91 kWh | 3kW:35時間 6kW:16.5時間 | 50kW:90分 90kW:60分 |
B6 e-4ORCE | 66 kWh | 3kW:25.5時間6kW:12時間 | 50kW:65分90kW:45分 |
B9 e-4ORCE | 91 kWh | 3kW:35時間 6kW:16.5時間 | 50kW:90分90kW:60分 |
B9 e-4ORCEプレミア | 91 kWh | 3kW:35時間 6kW:16.5時間 | 50kW:90分90kW:60分 |
参考
急速充電と普通充電の時間差を比べると、急速充電の方が圧倒的なメリットがあるように見えますよね。
実際に近年では高速道路やディーラー店舗 等、急速充電設備を街中で見かける機会も増えてきたのではないかと筆者自身感じています。
EVオーナーの皆様の中には、充電は外出先だけでという方も少なく無いのではないかと思います。
しかし、筆者は自宅に普通充電器を設置する事を強くオススメ致します。
その理由は、充電費用に大きな差が出るためです。
普通充電と急速充電の費用比較記事がありますので、是非ご覧ください。
では、自宅へのEV充電器設置はどのように行なえばよいのでしょう。
次項から詳しく見ていきます。
EV充電器の設置方法
EV充電器の設置方法には大きく分けて「スタンド設置」「壁面設置」があります。
スタンド設置
充電位置と建物が離れている場合におすすめの設置方法です。
壁面設置
充電位置と建物が近い場合におすすめの設置方法です。
EVの充電を便利にするために設置する充電器。万が一にもEVまで届かないなんてことがあってはいけません。
EVの充電口の位置・駐車の向き・自宅の駐車場の状況を考慮してタイプを選択する必要があります。
アリアにオススメのEV充電器は?
自宅充電設備を調べてみると、検索結果としてすぐに出てくるのはPanasonic製のEV充電コンセントでしょう。
自宅充電環境を比較的安価に整える事が出来る一方で次のようなデメリットがあります。
充電時は毎回EVから充電ケーブルを取り出す必要がある
充電出力が3kWにしか対応していない
特に前者、EV充電用のケーブルは高出力に耐える事が出来るよう、太く重いものが使用されます。また、重量だけでなく駐車スペースの砂埃や雨天時の汚れ等、綺麗に毎回拭いてからEVにケーブルを収納する事はかなりの手間といえます。
せっかくEVに乗るのであれば、より快適な自宅充電のため、便利でスマート、スタイリッシュなEV充電器であるWallbox Pulsar Plusを検討してみませんか?
Wallbox Pulsar Plusは次のような特徴を持つスマートEV充電器です。
最大8kWまで出力を調整可能なケーブル付属EV充電器
Wi-FiまたはBluetoothでの遠隔操作に対応
スマホアプリから充電器のロックやスケジュール設定が可能
日本には2023年に上陸したばかりですが、世界110ヵ国以上で確かな実績を持つEV充電器です。
世界で活躍と聞くと輸入車との相性が良さそうに聞こえますが、日産アリアとの相性も抜群です。
Wallbox Pulsar Plusが気になった方はコチラのページから是非詳細をチェックしてみて下さい。
EV充電器設置を任せるなら
充電器設置については、クルマの車種や駐車場の場所、建物の形によって、設置出来る充電器が異なりますので、是非、弊社までご相談下さい。お客様に最適な自宅充電設備をご提案させて頂きます。
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