アウトランダー PHEVは2013年にトヨタ プリウスPHVに次ぐ量産プラグインハイブリッドとして登場しました。
スペックは、バッテリーは20kWh・航続距離は87km(P・Gグレードは83km, WLTCモード)です。
バッテリー駆動のみの純粋なEV車(以下、BEV車)と比べると航続距離が短いですが、
日々の通勤やお買い物といったチョイ乗りぐらいであれば、ガソリンをほとんど使用せず走行することができます。
BEVの場合はバッテリーが無くなれば走行不可となってしまうため、
残量を意識しながら運転する必要があります。
一方で、アウトランダー PHEVはガソリンでの走行も可能ではあります。
しかし電気の方が走行コストが低くなることが知られているため、おすすめです。
BEVと比べバッテリー駆動による航続距離が短い分、充電も短時間で済むようになっているため、
街中の数少ない急速充電器を探すよりもご家庭で充電することを非常におすすめします。
この記事ではアウトランダー PHEVのご紹介とオススメの家庭用充電器について詳しく解説していきます。
【目次】
三菱「アウトランダー PHEV」の概要
アウトランダー PHEVは特徴として、独自の新世代PHEVシステム、あらゆる天候や路面状況で安全・安心・快適な走行、力強く存在感のあるエクステリアと上質で先進的なインテリアが挙げられます。
同じく三菱社の「エクリプスクロス PHEV」との違いとして、アウトランダー PHEVは7人乗りを選択することが出来る点です。(エクリプスクロス PHEVは全モデル5人乗り)また、運転席まわりの液晶ディスプレイも12.3インチと一回り大きいものが標準装備されています。(エクリプスクロス PHEVは8インチディスプレイを搭載)
また、路面状態や走行状況、ドライバーの気分に合わせて7つのドライブモードを切り替えることができ、手になじむ大型のダイヤルを回すことで直感的にモードの選択が可能となっています。
アウトランダーPHEVの価格と補助金
2024年3月28日に国のEV補助金が開始しています。
アウトランダーPHEVのメーカー価格と補助金額は、表の通りです。
グレード | 定価(税込) | 2024年度CEV補助金 | 補助金適用後価格(税込) |
M (5人乗り) | 4,995,100 円 | 550,000 円 | 4,541,000 円 |
G (5人乗り) | 5,498,900 円 | 550,000 円 | 4,999,000 円 |
G (7人乗り) | 5,590,200 円 | 550,000 円 | 5,082,000 円 |
P (7人乗り) | 6,023,600 円 | 550,000 円 | 5,476,000 円 |
BLACK Edition (7人乗り) | 6,304,100 円 | 550,000 円 | 5,731,000 円 |
参考
【Mグレード】
運転支援技術と予防安全技術を備えたベーシックなモデルです。
定員は5名となっています。
【Gグレード】
20インチホイールやコネクティッド機能等の充実装備が備わっているモデルです。
5人乗りと7人乗りを選択することが出来ます。
【Pグレード】
Gグレードのコンテンツに加え、上質な内外装とBOSEプレミアムサウンドシステム等を、
標準装備した最上位モデルです。
定員は7人となっています。
国のCEV補助金は、各自治体が設ける補助金と併用できる場合があり、表の金額より更にオトクにEVを購入できる可能性があります。
2024年度の補助金についてはコチラの記事で詳しく解説しています。
アウトランダー PHEVの航続距離と電費
気になる、アウトランダー PHEVの航続距離は87km(P・Gグレードは83km, WLTCモード)です。
日々の通勤やお買い物といったチョイ乗り用途では十分な距離であり、街乗り用としてピッタリと言えるでしょう。
グレード | バッテリーサイズ | 航続距離 | 電費 |
M (5人乗り) | 20 kWh | 87 km | 4.4 km/kWh |
G (5人乗り) | 20 kWh | 83 km | 4.2 km/kWh |
G (7人乗り) | 20 kWh | 83 km | 4.2 km/kWh |
P (7人乗り) | 20 kWh | 83 km | 4.2 km/kWh |
BLACK Edition (7人乗り) | 20 kWh | 83 km | 4.2 km/kWh |
状況に応じて自動的に切り替わる走行モードを搭載しており、
PHEVならではのバッテリー走行とエンジン走行の効率良い切り替えを実現しています。
「燃費」は聞いたことがあっても、「電費」は初めての方もいるかもしれません。
燃費ではガソリン1Lあたりに何km走行できるかを示すのと同様に、電費は電力1kWhあたりに何km走行できるかを示す指標です。
「EVはガソリン車より普段の費用が安い」と聞いたことはないでしょうか?
実は理由のひとつに「電費」があるのです。
実際に燃費・電費をもとに、ガソリン車と比べてEVではどのくらい費用が安くなるかを、1,000km走行すると仮定してシミュレーションしてみました。
シミュレーション結果はコチラから是非ご覧ください。
アウトランダー PHEVの充電口
アウトランダー PHEVの充電口は車体の後方右にあります。
左が普通充電口、右が急速充電口です。
また、ガソリンの給油口は車体の後方左にあります。
充電時間はどのくらい?
充電の方法は大別して「急速充電」と「普通充電」があります。アウトランダーPHEVの充電時間は、
・急速充電:約38分 ※1
・普通充電:約7.5時間 ※2
が目安となります。
※1 急速充電器の最大出力電流が105A以上の場合
※2 残量が無い状態からフル充電までの充電時間(3kW)
急速充電と普通充電の時間差を比べると、急速充電の方が圧倒的なメリットがあるように見えますよね。
実際に近年では高速道路やディーラー店舗 等、急速充電設備を街中で見かける機会も増えてきたのではないかと筆者自身感じています。
EVオーナーの皆様の中には、充電は外出先だけでという方も少なく無いのではないかと思います。
しかし、筆者は自宅に普通充電器を設置する事を強くオススメ致します。
その理由は、充電費用に大きな差が出るためです。
普通充電と急速充電の費用比較記事がありますので、是非ご覧ください。
では、自宅へのEV充電器設置はどのように行なえばよいのでしょう。
次項から詳しく見ていきます。
EV充電器の設置方法
EV充電器の設置方法には大きく分けて「スタンド設置」「壁面設置」があります。
スタンド設置
充電位置と建物が離れている場合におすすめの設置方法です。
壁面設置
充電位置と建物が近い場合におすすめの設置方法です。
EVの充電を便利にするために設置する充電器。万が一にもEVまで届かないなんてことがあってはいけません。
EVの充電口の位置・駐車の向き・自宅の駐車場の状況を考慮してタイプを選択する必要があります。
アウトランダーPHEVにオススメのEV充電器
自宅充電環境を比較的安価に整える事が出来る一方で次のようなデメリットがあります。
充電時は毎回EVから充電ケーブルを取り出す必要がある
充電の遠隔操作に対応していない
特に前者、EV充電用のケーブルは高出力に耐える事が出来るよう、太く重いものが使用されます。また、重量だけでなく駐車スペースの砂埃や雨天時の汚れ等、綺麗に毎回拭いてからEVにケーブルを収納する事はかなりの手間といえます。
せっかくEVに乗るのであれば、より快適な自宅充電のため、便利でスマート、スタイリッシュなEV充電器であるWallbox Pulsar Plusを検討してみませんか?
Wallbox Pulsar Plusは次のような特徴を持つスマートEV充電器です。
ケーブル付属EV充電器
Wi-FiまたはBluetoothでの遠隔操作に対応
スマホアプリから充電器のロックやスケジュール設定が可能
日本には2023年に上陸したばかりですが、世界110ヵ国以上で確かな実績を持つEV充電器です。
Wallbox Pulsar Plusが気になった方はコチラのページから是非詳細をチェックしてみて下さい。
EV充電器設置を任せるなら
充電器設置については、クルマの車種や駐車場の場所、建物の形によって、設置出来る充電器が異なりますので、是非、弊社までご相談下さい。お客様に最適な住宅設備をご提案させて頂きます。
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